足助重範が、尊治の御字を賜って、重治に。

重治は太平記笠置山合戦の条等に見える足助重範が、元弘一統の折、天皇の御諱の下の御字を賜って改名したものであろう。何年のものか明らかでないが、恐らく延元元年五月叡山に行幸あらせられ、官軍京都に敗れて、叡山又賊軍の攻むるところとなり、官軍の勢大いに傾いた時に賜ったものであろう。とのことです。