第一紙の右端を中央まで切って紙紐とする

従ってその書止めが、第二紙の中央の上部に終わることもあり、文章の長短によって、左右に寄ることもある。尚文章が長い時には両紙の上部中部下部の余白まで書き入れることもある。第一紙と第二紙は継いであるものではなく離れているものである。書き終わると両紙を背合わせにして左端から巻き始めて右端にて巻き留め、第一紙の右端を中央まで切って紙紐を作り、之を巻いて結び、その結び目に封の字を書き、更に宛名を書くのである。これにて封を終わって更に封紙を懸けない。封式の方から申すと腰文に当たるもので、概して丁寧なる書札例ではない。とのことです。