氏親、義元、氏真三代が次々に実名を印文とする朱印を用いている

尚義元は同じく実名を印文とし、而も縦長矩形の朱印を用い、その子氏真も、正圓ではあるが、同じく実名「氏真」の二字を印文とした朱印を用いている。之を通観するに氏親、義元、氏真三代次々に実名を印文とする朱印を用い、又義元氏真二代が印文を共通にした「如律令」の朱印を用い、家系の相承と共に、印の系統が併行しており、従って家と印との関係が密接なものとなっていることは注意すべき現象である。とのことです。