長者二条兼基の長者宣

〔三〇〇〕は同じく正安元年十月廿九日、長者二条兼基が氏社香取社の神主を補任する為に出したものである。降って〔三〇一〕は永正十七年五月廿日、長者二条晴良多武峰衆徒に、同社造営に当たり、仮殿遷宮を行うことを許す為に出したものである。書式の細かい点に、それぞれ相違のあるところがわかる。とのことです。