長者の御教書

尚一寺を統括している座主法務等から出した例をみるに、〔三〇九〕は、〔貞永二年〕九月廿九日、東寺長者道意の侍者が仰せを奉り、高野山の検校昇成に、同山領備後太田庄の預所に関して出した文書で、之を長者の御教書と称している。又〔三一〇〕は、建徳二年閏三月十一日、観心寺座主の御教書、同寺僧に対して寺領河内大庭関の事に関して出したものである。とのことです。