一行に書く書式から併記へ

かような事実から見ても、この両人に充てて書く書式が充分熟していなかったと考うべきであろう。両名を縦に一行に書く書式で最も不自然に思われる点は、殿の字を重ねているころであろう。最初の間はかように表していたが、やがてその不自然を悟って、併記と云うことになったものと思われる。併記の場合には、最初の者が地位の高いことになっている。とのことです。