沙門空海の小乗戒牒

然し東大寺戒壇院雑記に収めてある延暦十四年四月九日沙門空海の小乗戒牒は、先に挙げた慶清圓爾の小乗戒牒と全く相違し、ここに挙げた文安元年十月二十日附沙門宗忠の小乗戒牒と全く同式であるから、古くは空海宗忠の戒牒の如く小乗大乗相類似し、慶清圓爾の時代にその戒牒の如く変化したものとも考えられる。又かく中に時代を置いて変化することは不自然な現象とも考えられる。とのことです。