甲斐の武田家滅亡後に出された北条氏の印判状

〔四七八〕に挙げた文書も、北条氏の印判状、甲斐の武田家滅亡後、天正十年七月十三日、北条氏が武田家の旧領信濃国を治める方策として、諏訪郡高島城并にそれに伴う知行を、諏訪大祝并に千野右兵衛尉に充て行う為に出したもので、日附の字面に、虎ノ印判が捺してある。又日附の下には、陸奥安房守の両人の受領名の者が奉って出した如く表してある。とのことです。