下文と牒の区別は判然としない

下文の取り扱った内容は種々であって、牒と内容の上において如何に区別してあったか、その事情を窺うことができない。下文と牒との相違が何処にあるかを強いて求めるならば、下文の充所はたいてい個人であるところが、牒と異なる点といい得るに過ぎない。とにかく下文と牒との区別はあまり判然としていないのである。とのことです。