度縁を受けた沙彌が受戒せるとき作る戒牒

次に戒牒とは、度縁を受けた沙彌が受戒せるとき作る公験である。

今戒牒の伝わるものに、東大寺戒壇院にて小乗戒を受けたものと、延暦寺戒壇院にて大乗戒を受けたものとの二様がある。次に図版に示すのは、先に図版として挙げた度縁を受けた慶清が、東大寺戒壇院にて受戒した時の戒牒である。とのことです。