北条氏康の妹山木御方の印判状

なおこの形式の印判状で婦人の出した左の如きものがある。

(略)

この文書は北条氏康の妹にして、伊豆の堀越六郎貞基に嫁した婦人山木御方と呼んだ人の出した印判状である。(静岡県史料第一輯に依る。)亡父六郎の供養料として、氏康の許を得て伊豆賀古岩崎の地十五貫の知行を寄せ、その菩提所として正覚院を取りたて、修善寺五代憐察(明山)に之が住持たらんことを請うために出した文書である。とのことです。