島津義久が琉球王尚寧に送った書状

薩摩の島津氏は琉球との関係が極めて深く、室町時代の末期以来彼我修交のために取り交わした文書の正文案文が多く伝わっている。〔五八八〕に挙げたのはその一例で、天正十八年八月廿一日、島津義久琉球王尚寧に送った書状である。秀吉が小田原北条氏を討滅し、海内秀吉の威権のもとに帰したから、国王は速やかに上洛して之に来たり属すべきを促すために出した文書である。とのことです。