花押は明朝体、上下に平衡に二線を引く

文体は当時に於ける消息文に漢文が交っている。ここに特色がある。又中山王の花押は、当時盛行していた明朝体即ち上下に平衡に二線を引き、その中間に画を収める形体を二重に積み上げた形式となている。之も明朝体に準ずべきものであろう。尚料紙は唐紙を用いている。とのことです。