広く軍忠を注進した文書には、各々の合戦に於ける戦功を日にかけて日記体に記したものと、一の合戦に於ける戦功を詳細に記したものとの二様がある。後者には味方の討死手負即ち負傷の状況、或いは敵方を討ち取った数等を詳記してあるので、この文書を合戦手負の注文、合戦太刀討注文と称する。又敵方を討ち取った頸数を記したものは之を頸注文と云う。然し広く見れば、此等も皆軍忠状の部類に入るべきものである。とのことです。
広く軍忠を注進した文書には、各々の合戦に於ける戦功を日にかけて日記体に記したものと、一の合戦に於ける戦功を詳細に記したものとの二様がある。後者には味方の討死手負即ち負傷の状況、或いは敵方を討ち取った数等を詳記してあるので、この文書を合戦手負の注文、合戦太刀討注文と称する。又敵方を討ち取った頸数を記したものは之を頸注文と云う。然し広く見れば、此等も皆軍忠状の部類に入るべきものである。とのことです。