知行充行の判物

然らばこの種文書は、単に書状としても、一応文書としての名称は通る。然し、その内容に依って適当に付けるとすれば、持直のこの文書は、知行充行の判物と呼ぶべきであろう。預ケ状と称するものは、永代充行いで無く、一時の預ケ置の時に出す文書を指している。之は後にその例が挙げてある。従って預ケ状では之と混雑する恐れがある。とのことです。