入木道(じゅぼくどう)は書道の異称

南山の珍事、即ちかの正平七年御和睦の折、南方に御幸せられた光厳、光明、崇光三院が、大和賀生より河内金剛寺に移られし事、又雀頭即ち筆を進めて、院が御手蹟の上達に如何に図らせられてましますか等の事を尋ねさせ給う為に奉ったものである。院は親王に就いて書道を習わせられた。偶々この御返勘に依って、入木道に於ける師弟の間柄にあらせらるる方の御書風を一通の中に拝し奉ることができる。とのことです。

じゅぼくどう=書道の異称